上記のような悩みから新卒採用コンサルティングの活用をご検討されている方に向けて、本記事では採用コンサルティングの概要や導入メリット、費用相場やサービスの選び方などを解説します。
おすすめの新卒採用コンサルティング会社もご紹介していますので、ぜひご一読ください。
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新卒採用コンサルティングとは、新卒採用における最適な採用活動の実現に向けて、戦略や施策の設計などをサポートするサービスです。
戦略設計などの上流工程に特化して支援するものから、採用施策の実行まで支援してくれるものまで、幅広いサービスがあります。
採用コンサルティングの具体的なサービス例としては以下のとおりです。
サービス | 具体的なサポート内容例 |
採用戦略に関する支援 |
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母集団形成に関する支援 |
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選考プロセスに関する支援 |
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内定者フォローに関する支援 |
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社内採用担当への教育 |
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採用コンサルティングの詳細については、「おすすめの採用コンサルティング会社9選|具体的なサービス内容や選び方までご紹介」でも解説していますのでぜひお読みください。
新卒採用コンサルティングを利用するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
一つずつ見ていきましょう。
新卒採用コンサルティングを導入することで、採用の専門家から自社の採用課題や目的を踏まえた本質的な提言を得られます。
新卒採用コンサルティングでは、新卒採用市場やノウハウに精通したプロが、採用課題や現状を分析したうえで解決策について提言します。
社内だけでは整理できない課題や、その課題を引き起こしている根本的な問題なども整理できるため、改善につながる確度の高いアプローチが可能です。
こうした取り組みによって採用活動全体の効果を底上げし、計画上の目標採用人数の確保をサポートします。
新卒採用市場の最新状況やトレンド、新しい採用手法などの情報を得られる点も、採用コンサルティング導入のメリットです。
新卒採用を効果的に進めるためには、年々変化する新卒採用市場のトレンドや情報などをキャッチアップしながら、最適な採用アプローチを構築する必要があります。
SNS採用やミートアップ、長期インターンやダイレクトリクルーティングなど、新卒採用における最新手法についても理解し、自社にとって適切かどうかを判断しなければなりません。
こういった局面において新卒採用コンサルティングを導入することで、各最新手法に関する知識はもちろん、自社の採用活動に適しているかどうかのアドバイスも得られます。
採用コンサルティングは、高度な採用ノウハウを社内に蓄積するよい機会となります。
新卒採用の専門家から提供された提言などを、マニュアルや資料集として形式知化することで、社内ノウハウとして蓄積可能です。
また面接官トレーニングなどの育成サポートを受けられるため、直接的な採用力強化も期待できるでしょう。
特に新卒採用に関する経験が少ないスタートアップなどの企業では、新卒採用コンサルティングを利用することで得られる効果も大きいといえます。
その他の採用コンサルティングの導入メリットについては、「おすすめの採用コンサルティング会社9選|具体的なサービス内容や選び方までご紹介」で紹介していますのでご確認ください。
レジェンダ担当者のコメント
採用がうまくいかない企業は、採用担当が一定期間で交代となり、そうした中でも過去の踏襲で採用活動を行っていることが多いようです。
そこに、良かれと考える新たな手法を組み込んでいくので、必要以上に過剰な採用業務を行っていたり、採用プロセスが複雑になりすぎて関係者の混乱を招いているということも良くあります。
我々は採用の目標や目指すべきゴールを確認したうえで、最適な採用プロセスの提案を行い、それぞれにKPIを設定するなどして採用活動に並走しながら進捗状況を把握し、また最新の新卒市場の状況を踏まえつつ、必要に応じて追加施策の提言などを行います。
採用活動は、計画にある採用人数を確保することが目的です。そのための全体コントールができるよう、適宜サポートを行っています。
新卒採用コンサルティングを導入するデメリットとしては、以下の点が挙げられます。
それぞれ確認しましょう。
新卒採用コンサルティングは戦略策定や実行時のアドバイス提供が中心となるため、採用プロセス遂行は自社の担当者が実施しなければなりません。
新卒採用は限られた期間の中で、非常に多くの人数に会ったり、短期間での合否判断と次選考への案内を行う必要があったりと、あわただしい中で進められます。
そのため戦略をしっかり立案し、万全な計画に基づいて採用を行おうとしても、活動半ばになってうまくいかなくなることがよくあります。
特に新卒採用コンサルティングで、戦略の立案や活動当初の計画策定の支援といった部分的な依頼にとどめた場合に起こりがちな問題ですので、新卒採用をトータルでカバーしてもらえるような契約内容にしておくとよいでしょう。
運用の支援もサービスに含まれる、採用代行(RPO)の利用も選択肢の一つになります。
新卒採用は規模の大きな活動になることが多いので、求人広告の出稿や会社説明会などのイベントの開催など、比較的大きな費用がかかります。
新卒採用コンサルティングの導入目的には、「採用コストを削減・抑制」することを含める場合もありますが、多くの場合は採用目標人数の達成やより優良な人材の獲得といった採用成果に関わるご要請が多く、コンサルティングによって採用に関する費用全体が上昇することがあります。
これらの採用活動のプロセスに関する費用は、必ずしも採用成果にダイレクトにつながるものではなく、また新卒採用活動期間の長期化により、費用対効果が測りにくいものになってきています。
改めて新卒採用において優先して実現したいことは何かをコンサルティング会社とすり合わせ、的確な予算計画を立案して運用しなければ、投資対効果が下がるリスクが発生します。
新卒採用では採用の規模に応じて非常に多くの関係者が活動に関わります。
社内だけでも以下のような関係者が挙げられ、それぞれの立場において採用活動に取り組みます。
加えて、以下の社外協力会社への情報提供も求められるでしょう。
採用活動の方針決定時の情報提供に加え、新卒採用活動の進捗状況に応じた情報の共有やそれに基づく臨機応変な活動計画の指針変更などを伝えていく必要もあります。
新卒採用コンサルティングは、採用活動全般に関わる方針の決定や、状況に応じた対応方法の変更などを提言していきますので、これを関係者に適切に伝えるコミュニケーション体制を整備しておかなければなりません。
もしコミュニケーション体制に不備があれば、コンサルティング会社がせっかく有効な方針を示したとしても、それが浸透しないことで成果につながらなかったり、逆に混乱を招きかねなかったりすることがあります。
定期的なコミュニケーション機会を設けるなどして、普段から関係者相互に情報を適宜伝える体制の整備を進めておく必要があるでしょう。
レジェンダ担当者のコメント
新卒採用は一度活動が始まると、押し寄せるように一気に動くのが特徴です。
実際の採用実務、特に誰を合格にして内定を出すか、という観点は主に面接官に委ねられることになりますから、事前の計画で詳細の選考基準等を整備すればするほど、学生の入社意志をほとんど考慮しない、他社競合の激しそうな人材ばかりに内定を出してしまうということが起こりがちです。
もちろん、そういった内定者を入社にまで導くことも採用担当の重要な役割ですが、応募者にも複数の選択肢がありますので、辞退の確率も上がります。
こうした問題を起こさないよう、いかに採用目標を達成するためのプロセスマネジメントを行うかを常に意識していただくサポートすることを心がけています。
新卒採用コンサルティングの費用相場は、支援領域や採用規模などで大きく変わるため、一概に「○○円程度」という形では提示できません。
またサービスによっても価格帯が異なるため、基本的には各新卒採用コンサルティングサービスを提供する企業に問い合わせることをおすすめします。
ただし、大まかな費用の目安として以下のようになるでしょう。
選考フロー設計 | 30万円~ |
採用ターゲットの明確化 | 30万円~ |
面接評価基準の作成 | 50万円~ |
採用スケジュールの設定 | 30万円~ |
内定者フォロー | 30万円~ |
採用コンサルティングの費用については、「採用コンサルティングの費用・料金相場は?サービス内容やおすすめ会社9選を解説」でも解説していますので、こちらもぜひご確認ください。
新卒採用コンサルティング会社の選び方についてご紹介します。
新卒採用コンサルティング会社を選ぶ際は、以下のポイントをふまえながら比較しましょう。
採用コンサルティング会社を比較する際のポイントについては、「おすすめの採用コンサルティング会社9選|具体的なサービス内容や選び方までご紹介」でより詳しく解説していますので、ご確認ください。
採用コンサルティングと一口にいっても、それぞれ得意とする業界や業種、専門領域が異なります。
そのため、まず自社の業種や採用予定のポジションと親和性の高いサービスであるかを確認する必要があるでしょう。
特に新卒採用は、中途採用やアルバイトのようにスポットで取り組むものではなく、年単位で動く必要があるため、新卒採用に強みや実績がある採用コンサルティング会社を選ばなければなりません。
レジェンダ担当者のコメント
新卒採用は、長い間、日本企業の採用活動の中心として機能してきました。
そのため新卒採用を長く実施されている企業は少なからず「自社のやり方」をお持ちになっていることが多いですが、新卒市場の変化などを踏まえて、やり方そのものを変えなければならない局面が来ているといっても過言ではありません。
ただ、コンサルティング会社が提示する変化の方向に戸惑われる企業も多いため、業界や業種など、少しでも自社に近しいところに精通しているコンサルティング会社のほうが、より親和性を高く感じられ、抵抗感なく受け入れやすくなることでしょう。
対応可能な支援範囲をチェックすることも重要なポイントです。
新卒採用コンサルティング会社のなかには、戦略策定などの上流工程に特化したサービスもあれば、選考過程や内定者フォローなどまでトータルで支援するサービスもあります。
そのため「どの採用プロセスへの支援が必要なのか」を整理したうえで、適切な支援領域を持つサービスを選ぶ必要があるでしょう。
この点を事前に確認しておかなければ、トラブルにつながりかねません。
レジェンダ担当者のコメント
新卒採用コンサルティングを検討される場合でも、変更・改善したい点と社内の諸事情などによって変更できない部分があるなど、企業ごとにその前提となる要件は異なります。
自社の抱える新卒採用に関わる問題を共有して、その解決手段を提示してもらっても、この前提によって実現できない策の時は有効なコンサルティングを受けられないことになってしまいます。
コンサルティングを通じて実現したいことは何か、コンサルティング会社にどんなことを求めるのかによって選定する会社は変わってきます。
コンサルティング会社選定の際には、そうした前提(制約条件)などを明確にしたうえで、その会社の対応可能な範囲で十分な成果が期待できそうかを相談し、選定することをおすすめします。
自社に近しい新卒採用支援の実績があるかどうかも、確認すべきでしょう。
これまでのコンサルティング実績を確認し、自社と同様の業種や規模感、近い課題を持った企業を支援した事例があるかをヒアリングしましょう。
実績について詳しく確認することで、依頼した際の成果もイメージしやすくなり、サービスとのミスマッチや導入後のトラブルも回避できます。
レジェンダ担当者のコメント
多くの場合、コンサルティングを検討されるのは具体的な問題の解決を余儀なくされている状態であると思われます。
企業が新卒採用で抱える問題は、他の企業でも発生していることが多く、さまざまな企業の新卒採用に関わっているコンサルティング企業であれば、その解決策を持ち得ていることにも期待できます。
新卒採用では時にスピードある対応が求められますので、問題解決手段をゼロから検討するのでは機を失してしまい、採用成果を得られなくなってしまうこともあるでしょう。
これまでどんな問題を解決してきたか、自社で抱えている新卒採用に関わる課題を解消した経験やナレッジはあるかなどを確認することで、コンサルティング会社を利用する価値をより高めることができます。
ここからはおすすめの新卒採用コンサルティング会社を3社ご紹介します。
ここでご紹介するのは以下の3社です。
おすすめの採用コンサルティング会社については、「おすすめの採用コンサルティング会社9選|具体的なサービス内容や選び方までご紹介」でも紹介していますので、ぜひこちらもご確認ください。
まずご紹介するのは当社レジェンダ・コーポレーション株式会社です。
当社は採用代行(RPO)を基軸とした採用コンサルティングサービスを提供しています。
創業28年・支援実績800社以上の経験のなかで培ってきた採用ノウハウを活用し、採用戦略や採用フロー設計などの上流工程から、応募対応や内定者フォローまで幅広く支援しております。
新卒採用についても、年間数十名の小規模採用から、数千人の大規模採用まで対応可能です。
業種も問わず多様な支援実績がございますので、ご興味ありましたら、ぜひ「変革RPO」から詳細をご確認ください。
レジェンダ担当者のコメント
新卒採用では、「どんな人と一緒に働くか」という観点が重視されるため、普段は採用以外の業務を行っている若手社員に、リクルーターという形でご協力をいただく機会が多くなっています。いま非常に注目度の高い採用手法です。
ただ、こうした方々は採用に関する知識や学生にどう向き合うかの方法を知らないことが多いため、自社で適切に運用するにはハードルが高いという意見が多くあります。
我々のご支援では、リクルーター専用の窓口を用意し、困ったことが起こったら何でも相談に乗ったり、ほしい情報を適宜提供するなどのサポートを行うことがあります。
こうした日常への配慮のほか、採用活動が始まるタイミングでは、リクルーターを対象にした集合研修(決起集会)を行うことで、本人たちのモチベーションも高まり、積極的に採用に協力いただけるようになりました。
あるケースでは、このサイクルが非常にうまくまわり、最終的には面接での評価が高い方々を中心に、採用目標を達成することができました。
株式会社リンクアンドモチベーションは、心理学や行動経済学に基づく採用コンサルティングサービスを提供しています。
ターゲット策定や訴求ポイント整理、コミュニケーションチャネルの設計といった戦略策定はもちろん、採用力調査や内定者調査といったサービスも提供しています。
またインターンシップ企画・設計や、新卒採用のリクルーター研修なども実施しているため、新卒採用の最適化を実現できるでしょう。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、リクルートグループの長年にわたる人材サービス提供のなかで培ってきたノウハウを応用し、コンサルティングサービスを提供しています。
具体的には、人材要件の策定や選考プロセスの設計、面接官やリクルーターの強化といった支援を実施しています。
多くの企業が使われている適性検査「SPI3」の提供企業でもあるため、新卒採用において自社に適した学生の見極めについても精度を高められるでしょう。
最後に新卒採用コンサルティングに関して、よくある質問をご紹介します。
A:採用代行は採用プロセスの一部あるいはすべてを委託するサービスであり、プロセス遂行自体を任せることができるサービスです。
一方で新卒採用コンサルティングは、採用戦略立案やノウハウ提供が中心となり、採用プロセス遂行は自社で対応する必要があるため、採用代行とはスタンスが大きく異なります。
ただし採用コンサルティング会社のなかには、採用代行サービスも含めて提供しているケースがあります。
A:採用ブランディングは自社の独自性や価値、目指している姿などを明確にし、求職者に対して、正しくかつわかりやすく伝えるための一連の取り組みです。
新卒採用コンサルティングは採用戦略の設計や支援が中心であるため、採用ブランディングとは取り組みの目的が異なるといえるでしょう。
ただし採用ブランディングは採用戦略とも関わりが深く、採用コンサルティングサービスのなかには採用ブランディングまで網羅して支援しているケースも多く見られます。
A:自社の課題や目的によって、どちらが適しているかは異なります。
自社の課題が理解できていない場合や採用ノウハウが不足している場合は、新卒採用コンサルティングがおすすめです。
その一方採用ノウハウはあるものの、採用業務に割くリソースが不足している場合はRPO(採用代行)が適しているといえるでしょう。
仮にノウハウ・リソースともに不足している場合は、採用コンサルティングやRPO(採用代行)を含めた総合的な採用支援サービスの利用を検討してください。
レジェンダ担当者のコメント
新卒採用では学生は多数の企業との接点を持ちますので、自社がどんな企業で、どのようなことを目指しているのかをわかりやすく伝えていくことが重要です。
限られた学生の接点の中で、提供する情報の一貫性を持たせるように発信内容をあらかじめ設計し、採用プロセス全体を通じて伝え続ける体制を整えます。
一方で、活動には柔軟性も必要ですから、学生の反応などを確認しつつ、採用活動の途中であっても方針の転換を提言することもあります。
総合的に採用支援を行う当社は、常に顧客に寄り添い、泥臭くとも採用の成果を勝ち取るための支援を最後まで行っています。
新卒採用は、中途採用のように自社のニーズに応じて適宜取り組むものではなく、多くの企業が新卒採用市場の動向に合わせた形で一斉にはじめることになります。
そのため、どれだけ精度の高い採用アプローチをできるかが、重要になってきます。
新卒採用コンサルティングは、新卒採用の特殊性や新卒ならではの課題を的確に把握し、確度の高い採用アプローチを実現するうえで役立つソリューションです。
当社は新卒を対象とした採用コンサルティングをはじめ、採用代行や採用ブランディングなど、総合的な採用支援を行っています。
大手企業はもちろん、中小企業やスタートアップも含めて幅広く支援が可能ですので、新卒採用コンサルティングについてお聞きしたい方はお問い合わせください。
この記事の監修者
牧野 和治
採用支援事業部 ユニットマネージャー コンサルティング担当
■経歴
入社以来、人事アウトソーシングの採用領域に専門的に従事。特にメーカー・金融・IT業界のプロジェクトマネジメント経験多数。採用活動立案・推進や母集団過多時のスクリーニング、採用ターゲティング設計、選考プロセスにおける自社ブランディング策構築、アセスメント基準の最適化に実績あり。現在は最新市況を踏まえた事業ナレッジ構築チームの責任者。
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