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労務コラム~人事DXの次なるステージへ~ 次世代型システム 共創プラットフォームと次世代型BPaaSが実現する、新しい人事運営のかたち

最終更新日:2026年10月9日

株式会社パトスロゴス(2020年9月設立、代表取締役 牧野正幸)は、HR共創プラットフォーム PhatosLogosを通じて、日本企業の人事インフラそのものを近代化することを目指している企業です。

近年、人事領域では採用、人事管理、勤怠管理、タレントマネジメントなど、各分野で優れたHR SaaSが数多く登場しています。一方で、企業が複数のシステムを導入すると、人事データの分散や重複入力、システム間連携の負荷といった新たな課題も生まれています。

同社最大の特徴は、特定のHR SaaSを中心とするのではなく、SmartHR、TeamSpirit、カオナビ、奉行など、各領域で強みを持つHR SaaSを中立的につなぐ「共創」の思想にあります。企業は単一ベンダーに依存することなく、自社に最適なサービスを自由に組み合わせながら、人事データをシームレスに連携できる環境を実現できます。

さらにパトスロゴス社は、人事・給与業務に必要な業務知識を反映した共通データ基盤を備え、「システム連携」と「人事業務運用」を両立できる次世代型の人事プラットフォーム構想を推進しています。

一方、この構想を現場で機能させるためには、システムだけではなく運用設計や業務実行の仕組みも欠かせません。

そこで、運用設計や業務実行面で、人事業務支援で長年の実績を持つ当社レジェンダ・コーポレーション株式会社(以下、レジェンダ・コーポレーション・コーポレーション)が協業を始めました。

レジェンダ・コーポレーションは人事BPOや人事システム導入支援を通じて数多くの企業の人事業務改革を支援してきました。また、複数のHR SaaSベンダーとの協業実績を持ち、中立的な立場で最適な組み合わせを提案してきた実績があります。

「最適なサービスを組み合わせる」というレジェンダ・コーポレーションの考え方は、パトスロゴス社が掲げる共創思想とも高い親和性があります。両社の知見を掛け合わせることで、システム導入だけで終わらない、運用定着までを見据えた「次世代型システム×次世代型BPaaS(Business Process as a Service)」の実現を目指しています。

※BPaaSとは、従来のように業務を受託するBPOに加え、システム・データ・業務プロセスを一体で提供・運用するサービスモデルです。人事DXでは、システム導入後の運用設計やデータ活用までを継続的に支援できる点が大きな特徴です

本記事では、その取り組みについてパトスロゴス社主催のカンファレンス講演を元にご紹介します。

 

◆登壇者

レジェンダ・コーポレーション株式会社 執行役員/人事労務支援事業部 部長

持田 時宗(もちだ ときむね)

1990年創業の同社にて、人事システムの構築・BPO事業の立ち上げを牽引。近年は、「各社の強みを組み合わせるBPOの次世代像」をテーマに、HR SaaSベンダーとの協業推進に取り組む。

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HR SaaS普及が生み出した新たな課題

近年、人事領域では数多くのHR SaaSが登場し、採用管理、人事管理、タレントマネジメント、勤怠管理など、それぞれ高機能なサービスが利用できるようになりました。

しかし、企業が複数のシステムを導入すると、新たな問題も発生します。

よくある課題

  • 人事情報を複数システムへ重複入力している
  • システム間でデータが連携されていない
  • 運用担当者の工数が増えている
  • データ活用のための基盤が整っていない

システムは増えたものの、人事部門の業務負荷が必ずしも減っていない。

この課題は、多くの企業に共通するテーマとなっています。

そして、この課題はお客様の人事業務を支援する立ち位置のレジェンダ・コーポレーションにとっての

課題でもありました。

協業への変遷─ 次世代型BPaaSへのモデルチェンジへ

当社がここ数年で大きく舵を切った「事業モデルの再構築」に至るまでの変遷をご紹介します。

(1)もともとの事業モデル:自社開発人事システム × BPO

20年以上前、人事システムを自社開発し、その人事システムとBPOを組み合わせた形でお客様にサービスを提供する、というモデルで拡大してきました。

当時は目新しく、競争優位になっていたこの仕組みに、転機が訪れます。

(2)5年前から始まった「雲行きの怪しさ」

「HR SaaSのプロダクトがたくさん出てきて、機能が充実し、マーケットでの認知も高まってきた。コンペの場では、『知らない我々のシステム』より『知っているHR SaaS』を選ばれる企業が増えてしまった」(持田)

プロダクトを磨き続ける投資力を、潤沢な資金を持つSaaSベンダーと戦い続けることの限界が顕在化してきたのです。

(3)決断 ─ 自社開発システムからの撤退と、組み合わせ戦略への転換

結論として、「自社開発システムをクローズし、良質なさまざまなHR SaaSを組み合わせてお客様にサービス提供する形へと事業モデルの再構築を推進している」(持田)

自社で「作る」から、自社で「選び、統合する」へ。これが今回の協業の前提となる経営判断でした。

パトスロゴス社との協業で実現する「共創プラットフォーム」

優れたHR SaaSを組み合わせるオープンなサービスモデルへの進化過程において、

協業のきっかけとなったと言える「壁」が立ちはだかりました。

「それぞれはいいシステムだが、SaaSごとに同じデータを同じように登録しないと使えないというところで、どうしても二度手間、三度手間が発生してしまう。これは生産性・効率性を求められる我々(=BPOベンダー)にとって、致命傷だった」(持田)

それでも「SmartHRを使いたい」「カオナビを使いたい」「勤怠はTeam Spiritが自社運用に合っている」というお客様のご要望にどう応えていくべきか。

ここで鍵になるのが、パトスロゴス社が掲げる「共創プラットフォーム」です。

共創プラットフォームは、複数のHR SaaSを共通の人事データ基盤でつなぐことにより、シームレスなデータ連携を実現します。

これにより、企業は特定の製品に縛られることなく、自社に最適なサービスを組み合わせることが可能になります。

以下、複数HR SaaS組み合わせ例

以下、共創プラットフォームイメージ

「共創プラットフォームというSaaSの共通データベースを介することで、いろいろなシステムがシームレスに連携できるようになった、というところが、私が協業を選んだきっかけになった」(持田)

お客様の課題やニーズに沿ったソリューションを、シームレスに連携できる前提で提案できるという点が、事業モデルの基盤強化へとつながっていきました。

次世代型BPaaSとの掛け算が生み出す新たな価値

システム導入だけでは、人事DXは完成しません。

重要なのは、その後の運用です。

レジェンダ・コーポレーションでは、「共創プラットフォーム」と人事BPOを組み合わせることで、さらなる価値提供を実現しています。

従来のBPOは、業務を代行することが中心でした。

一方、次世代型BPaaSは、

  • データ連携を前提とした効率的な運用
  • 標準化された業務プロセス
  • 高品質なオペレーション
  • 人事データ活用支援

までを視野に入れています。

システムとBPOが連携することで、人事部門は定型業務から解放され、社内オペレーション業務の極小化により戦略的な業務へ注力できるようになります。

両社協業が顧客に届ける ─ 3つの提供価値

「両社の協業で何ができるようになったのか?」──提供できる価値を3つに整理しました。

(1) FIT TO NEEDS|組合せ提案力

お客様ごとの課題・ニーズに応じて、最適なサービス群を組み合わせたソリューションを、提案できます。1社ですべてを抱え込まないからこそ、各領域の「強いプロダクト」を中立的に選べる立場が、提案価値を高めます。

(2)CONTINUITY| サービス継続性への安心

BPOのように人事の中核業務をお預かりする立場では、採用するSaaSが「急にサービス提供を終了してしまう」という事態は致命的。「共創プラットフォームを支えるPathosLogosは、さすがにサービス提供を終了してしまうとは考えづらい」(持田)

この安心感が、長期運用を前提とする人事システムに求められる継続性を担保します。

(3)SaaS系プロダクトでは珍しい、堅牢なデータ連携

「 SaaS間を共通データベースでシームレスに連携できているのは、SaaSプロダクトの中ではかなり稀有な存在」(持田)。さらに、『共創プラットフォーム PathosLogos』だけでなく、『Combosite人事給与』というプロダクトの存在も、顧客への「確かな価値提供」を後押ししています。

そして、現場と顧客へ ─ 3つのアウトカム

結果、現場と顧客にどのような価値をお届けできるのか?

(1)現場・従業員にとっての価値:迷わず使えるシステム

エンドユーザーである従業員の方が、迷わず使いやすいシステムを使えるようになります。

(2)人事担当者にとっての価値:業務を動かすプラットフォーム

これからの人事が求められる『人事情報をしっかり活用できる』状態を、業務の中で自然に実現できるプラットフォームが手に入ります。

(3)BPO運用側・ひいては顧客企業にとっての価値:ノンコア業務圧縮

BPOベンダー側の業務効率が上がり、今まで時間がかかっていたサービス提供が圧縮可能に。結果として、顧客の『ノンコアな仕事』をより減らしていくことに直結します。

まとめ 人事DXの成功は「システム導入後」で決まる

パトスロゴス社とレジェンダ・コーポレーションの協業が目指すのは、単なるシステム導入支援ではありません。

企業ごとに最適なHR SaaSを組み合わせ、多様なシステムをデータでつなぎ、その運用をBPOによって支える。

この「次世代型システム×次世代型BPaaS」によって、人事部門が本来注力すべき戦略業務へのシフトを支援します。

人事DXを次のステージへ進めるために。

これからの人事運営に必要なのは、システムと運用を一体で設計する新しいアプローチです。

PathosLogos × BPaaS by LEGGENDAとは?

パトスロゴスの共創プラットフォームと、レジェンダの人事運用ノウハウを掛け合わせた「次世代型BPaaS」の全体像をご紹介しています。システム導入で終わらない、人事DXの新しいアプローチをご覧ください。

▶ PathosLogos × BPaaS by LEGGENDA

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