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採用コラムセミナーレポート
採用ブランディングワークショップ

2020年08月28日(金)、core wordsレジェンダ・コーポレーションの共催で、採用ブランディングのプロ佐藤氏が実際の現場でも使用している「採用ブランディング設計シート」を使用した少人数制のワークショップを開催しました。

学生数が減少し、ナビ媒体に掲載しているだけでは集まらない昨今、自社の強みが何でどんな人材がマッチしているのかをわかりやすく打ち出すための採用ブランディングに注目が集まっています。

では実際に、どうすれば欲しい人材に響く自社の強みを的確に抽出し伝えることができるのか。
セミナーの一部を紹介いたします。

採用ブランディングのセオリー

採用ブランディングは、WHY・WHO→WHAT→HOWの順で考えていきます。

まず、何のための採用活動か(WHY)を明確にすることが一番大切で、採用を通じて自社に何を実現したいのか、が、活動の軸になります。

それを受けて、どのような人を採用すればその目的は達成されるのか(WHO)を考えます。スキル、能力プラスキャラクターやペルソナまで具体的に想定し、それををいかにいきいきと描くかがこの後のメッセージの精度につながります。

WHOで定めた人物像に何をキーとして伝えるのか(WHAT)は、会社軸や人軸などいろいろな軸で伝える項目があるため、それを軸ごとに整理することが重要です。

最後はキャッチコピーに集約するとメッセージになる。
最後のコミュニケーション設計(HOW)は、どのような手段で伝えるのか、です。応募者には、興味喚起・動機形成・不安払拭の大きく3つのフェーズがあり、どのフェーズに課題があるのかを明らかにすることが大切で、かつ、一貫性(3つのフェーズで言っていることが変わらないこと)も大切です。

1社ずつブランディング設計に対しフィードバックを実施

事前にお配りした、設計シートにそれぞれの会社のブランディング設計が書き込まれ、1社ずつフィードバックを行いました。

フィードバック例

WHO:真心のある人
→真心という表現はあまり見かけないので、差別化になる。現在の従業員の真心がわかる例があれば、より具体的にイメージができる。

WHAT:幅広い仕事が経験できる
→スピード感や幅を具体的にイメージできる表現にするとよい。例えば、どの範囲の仕事をどれくらいの期間で網羅的に経験できるのか、等。

HOW:中小企業支援
→事業内容が世の中の流れに即しているので、「これからの日本を支える」などマクロな視点でのメッセージングもよい。
なお、SNSについてどのように利用するのがよいかという質問に対し、自社に興味を持ってくれた人とエンゲージを続けていくための補助ツールとして利用することが重要で(ホームページに重要な情報は集約しておく)、業界によってどのSNSがマッチするのか考えながら利用するのが良いという回答もありました。

上記のような個別のやり取りやざっくばらんな質問を通し、参加者同士でも学びあう時間となりました。

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