ニュースリリース

若手社員の意識/実態調査
叱る上司は4割、叱られたい若手社員は7割
―「叱られたい」部下は、「叱り上手」な上司を持つ―

  • 2015-06-17
  • レジェンダ・コーポレーション株式会社

人事BPR・BPO(採用人事・労務システム)のレジェンダ・コーポレーション株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:藤波 達雄、以下レジェンダ)は、入社6年目までの社会人(以下、若手社員)5,114名に意識調査を行い、656名から回答を得ました。(調査期間:2015年5月22日~6月1日)

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調査サマリー

本調査では、入社が2010年~2015年の社会人(以下、若手社員)へアンケートを実施しました。「上司・先輩に叱られることがある」若手社員は41.4%となりました。また、正当な理由があれば「上司・先輩に叱られたい」若手社員は74.1%となりました。さらに、調査の結果を分析したところ「叱られることがある」若手社員ほど、「叱られたい」と思っている割合が高いという結果となりました。自由記述の内容より、上司の「叱る」能力が、若手社員の「叱られる」に対するイメージに影響する事が伺えます。

調査詳細

1. 「叱られることがある」の割合が減少の一方、「全くない」は増加

若手社員に、「上司・先輩に叱られることがあるか」と質問したところ「よくある」あるいは「時々ある」と回答した割合は41.4%となり、前回(2012年同様の調査)49.6%に対し8.2pt減少しました。さらに「よくある」と答えた割合は16.4%から10.5%に減少した半面、「全くない」と答えた割合は、9.7%から16.3%と、6.6pt増加したことが分かりました。

質問1: あなたは、上司・先輩に叱られることがありますか?

2. 「正当な理由があれば、上司・先輩に叱られたい」は7割以上を維持

「正当な理由があれば、上司・先輩に叱られたいと思いますか。」の問いに対し、「とても思う」+「やや思う」は74.1%と、前回調査時(2012年)の78.5%よりも減少しているものの、7割以上を維持しており、若手社員の叱られたい願望は強いことが分かりました。

質問2: 正当な理由があれば上司・先輩に叱られたいと思いますか?

3. 叱られている人ほど、叱ってほしいと思っている

さらに、「上司・先輩に叱られることがあるか」と「正当な理由があれば叱られたいと思うか」の相関関係を調べたところ、叱られる割合が高いほど、叱られたいと思う傾向が強いという結果が出ました。
「叱られることがよくある人」は、正当な理由があれば叱られたいかの問いに「とても思う」と35.2%が回答しました。一方、「叱られることが全くない人」が「とても思う」と回答した割合は20.5%に留まりました。

質問1と質問2の相関関係

また「正当な理由があれば、上司・先輩に叱られたいと思いますか。」と答えた理由(自由記述)に関して「叱られたい人」と「叱られたくない人」の記述内容には特徴的な相違がある事が分かりました。
「叱られたい人」は、その理由の中に「自分の成長に繋がる・成長するチャンス」などの表現を使用しており「叱る・叱られる」をポジティブにとらえていることに加え「改善点を把握・フィードバック」など「叱る・叱られる」を教育的な事としてとらえている傾向がある事が分かりました。
一方「叱られたくない人」は、その理由の中に「恐怖で人をコントロール・強くとがめる事」など、「叱る・叱られる」に対してネガティブな印象を持っている事に加え「感情をぶつけている・感情に訴えかけてもらわなくても」など「叱る・叱られる」を感情的な表現としてとらえているという傾向がある事が分かりました。

質問2の「正当な理由があれば、上司・先輩に叱られたいと思いますか」の回答理由(自由記述)の一部抜粋

【質問2に「とても思う」と答えた理由】

  • 叱られた方が自分の改善点を把握しやすい。最初から完璧に業務をこなせる新人はいないため、むしろ叱られることは自分を見て頂いているということなので感謝している。(入社1年目:男性)
  • 仕事の質の改善につながる自分の成長に繋がるから。理由がわからないと改善のしようがないので、正当な理由は教えてほしい。(入社2年目:男性)
  • 上司・先輩に関わらず、他者からのフィードバックをもとにさらに成長するチャンスを得ることができるため。(入社3年目:男性)

【質問2に「あまり思わない」or「全く思わない」と答えた理由】

  • 恐怖で人をコントロールするのは野蛮。感情をぶつけているようにしか思えない。(入社3年目:男性)
  • 言ってくれればわかる。別に感情に訴えかけてもらわなくてもいい。(入社4年目:男性)
  • 強くとがめる事や怒る事をせずとも、注意するだけで要件は十分に伝わると思うから。(入社4年目:女性)

レジェンダ・コーポレーションの見解

今回の調査では、現場での「叱られる」という経験が減少しており、とくに叱られることが全くないという若手社員は16.3%いるという結果になりました。しかしその反面、7割以上の若手社員は正当な理由があれば、上司や先輩に叱られたいと思っているという結果から、現場での「叱る」と「叱られる」に対する需要と供給のバランスが悪いことが推測できます。

また「叱られる」経験が多いほど「叱られたい」という願望が強いという分析結果と、自由記述回答の内容から「叱る・叱られる」の定義は人により相違があることが分かります。「叱られたい」若手社員は、「叱られる」をポジティブかつ教育的行為としてとらえ、一方、「叱られたくない」若手社員は、「叱られる」をネガティブかつ感情的行為としてとらえています。「叱られる」に抱くイメージは大きなズレがあり、そのイメージが「叱られたい」と思うかどうかに影響を与えていると考えます。これらの結果より「叱られたい」か否かは、若手社員の意識だけでなく、むしろ「叱る」経験が減少している上司の「叱り方」にも起因している事が分かり、企業では若手社員の成長のため、上司の「叱る」スキルを向上させることが必要であると考えます。

セールス&マーケティング部 柏木陽子

アンケート概要

企業調査2012年調査2015年調査
調査対象 2010年~2012年入社の社会人:4,687名 2010年~2015年入社の社会人:5,114名
有効回答数 609名 656名
調査方法 インターネットによる調査(レジェンダのアンケートWebサイトより回答)
調査期間 2012年10月17日(水)~10月24日(水) 2015年5月22日(金)~6月1日(月)

本資料に関するお問い合わせ先

レジェンダ・コーポレーション株式会社
TEL:03-6894-7340 FAX:03-6894-7311
担当:中津川・柏木

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