新卒採用ノウハウ1.プロジェクトマネジメント編
プロジェクトマネジメントとは
プロジェクトマネジメントとは、
採用目標達成のために、様々な要素を考慮・検討し全体運営をディレクションしていくこと
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採用活動前に計画を立てる採用活動全体設計業務
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採用活動中に採用選考の進捗数値を管理する採用活動進捗管理
の大きく2つ分かれます。
採用目標に向かって回り始めた歯車が、ちゃんと廻るようにするためには、しっかりとした『計画』を立てて、日々採用活動状況の進捗を管理する必要があります。
ここでは、 『計画』 の要である“シミュレーション”と“スケジュール”作成のポイントを実務面からご紹介します。
シミュレーションとスケジュール作成のポイント
母集団形成から内定までのフェーズにおいて、動員する学生人数を時期別に予測したスケジュール&シミュレーション作成にあたり、以下の手順で作成すると効率的です。
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昨年までの採用実績・選考毎の予約/出席/合格人数を収集し、動員率や合格率を算出します。
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当該年度の採用目標人数と採用プロセスを決定します。
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当該年度の変動要素を勘案し、1で算出した動員率や合格率を元に当該年度の値を想定します。
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3で想定した動員率や合格率をベースに、採用目標人数から逆算して、各選考の動員人数や母集団人数を導き出します。
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各選考の制約条件(会場キャパや選考官人数など)に応じて、1回あたりの動員人数を算出します。
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4で導いた各選考の動員人数を確保するために、5で算出した1回あたりの動員人数から各選考の実施回数を導き出します。
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昨年までの時期別の母集団人数や動員率と各選考運営の為の準備期間を考慮して、各選考日程をスケジュールに落とし込みます。
上記の作成手順において、”変動要素” の考え方が重要となります。
“変動要素”として考えなければならないことは、以下のようなことです。
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自社の採用ターゲット人材の基準変更
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動員率や合格率の改善施策の効果
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学生の就活スタイルの変化
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他企業の採用活動の変化
このように、スケジュール/シミュレーションの作成にあたっては、『自社の採用活動に大きな影響を与える採用マーケットの変化は何か』を知ることが重要です。