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労務コラム何から始める?人的資本経営5つの基本で進める情報開示

ChatGPTが登場して産業革命の気配を感じる今日この頃ですが、皆さんも使っていますか?
このコラムのテーマは「ChatGPT」と最近の情報に強い「Bing」に質問して決めました。
私:「人事界隈のトレンドについて教えてください」
AI:「人事界隈のトレンドですね。では、以下のようなワードはいかがでしょうか?
・人的資本経営
・DX人材
・テレワーク」

なるほど、何れも良いテーマ!今回は当社でもサービス化している「人的資本経営」を取り上げます。

本日のキーワード

  • 非財務情報の開示が世界の潮流
  • 人的資本をポジティブな取り組みに
  • 人的資本の情報開示の進め方

1. 非財務情報の開示が世界の潮流

VUCAな時代では企業価値の評価が従来の財務的な指標では捉えきれず、非財務的な要素の重要性が増しています。この非財務的な要素には「人的資本」「ESG」「SDGS」表2などがあり、これらは企業の中長期的な機会やリスクに影響を与えるため、企業価値に反映されるべきという考え方が広まっています。
「人的資本の情報開示」では、人材が持っている能力や知識、技術、経験などの人的資本を、付加価値・企業価値の源泉、資本として捉え、投資の対象として開示します。

この人的資本の情報開示は、世界的な潮流となっています。

非財務情報の例 非財務情報の例
人的資本経営 人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、 中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方
ESG Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス(企業統治))を 考慮した投資活動や経営・事業活動
SDGS 持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は、 2015年9月25日に国連総会で採択された。 2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。 17のゴール・169のターゲットから構成される。

人的資本は企業経営において重要なテーマとなっていますが、日本での取り組みは始まったばかりで多くの疑問や課題が残されています。この難しいタイミングで良い取り組みを行えば、先行者利益を得るチャンスかも知れません。

2. 人的資本をポジティブな取り組みに

最近上場企業の人事や経営企画の方から相談いただくことも増えています。皆さん人的資本の情報開示について試行錯誤しているようです。今のところ義務化された開示にどう対応するかが焦点になっていて、どちらかと言うと積極的ではないが、やらないといけないネガティブなワードになっている印象です。本来は企業価値(経営)と人的資本(人事)を接続するポジティブな取り組みのはず。そこで人的資本の情報開示が企業価値に与える影響について整理してみましょう。

  • 経営戦略やビジネスモデルの明確化

    企業が人的資本の詳細を開示することで、投資家は企業の方向性や戦略を正確に把握することができます。その企業に対する評価が高まり、企業価値向上に繋がります。当社がコンサルティングに使用するフレームにおいても、人的資本や財務資本などの各種資本をインプットに事業活動/ビジネスモデルを経て生み出されるアウトカム(短~長期の経営への影響)を整理しています。そして各種人事施策が、マインドセット>コンピテンシー>行動>成果>企業価値にどう繋がるかのストーリーを描き、想定通りか否かを計測し、補正することで成果に近づけています。

  • 社員関与の促進

    人的資本の情報開示は、社員の関与を促進できます。社員は企業の人的資本の一部であり、社員が企業の価値を高めるために重要な役割を果たしているのは言うまでもありません。企業が人的資本情報を開示することで、社員は自分たちが企業の成功に貢献していることを認識し、より高い意欲を持って働くことができます。結果として、企業の生産性やイノベーション力が向上し、企業価値に直結することが期待できます。

  • 社会的責任の証明

    人的資本の情報開示は、マーケットにポジティブなイメージを与えることができます。企業が人的資本の情報を開示することで、企業の透明性が向上し、企業が社会的責任を果たしていることが証明されます。このような企業は、投資家や消費者からより高い評価を受ける可能性があり、企業価値の向上につながります。

3. 人的資本の情報開示の進め方

人的資本の情報開示は義務化対象の上場企業の取り組みになっていますが、非上場企業も含めた全ての企業の持続的成長や競争力向上のために意味のあるものです。経営計画を策定する際に人的資本の観点も当たり前に加味する日本企業が増えることを期待して、ここでは一例として当社がお薦めする人的資本の情報開示の進め方の主要なタスクを説明します。

  • 価値創造プロセスの策定

    人的資本や財務資本等の各種資本(AS-IS)が様々な活動やビジネスモデルの変化によって、価値創造(TO-BE)する戦略を策定します。

  • 人事施策と人的資本価値の連動

    人的資本価値を言語化し、人事施策と人的資本価値を連動させます。

  • 人的資本投資の指標の定義

    人的資本投資の指標を特定し、可視化ロジックを定義します。このタイミングで指標の可視化を仕組み化することをお勧めしています。具体的にはBI(BusinessIntelligence)ツールやレポーティングツールの活用です。立案した仮説の検証をスピーディーに実行するには可視化作業に手間暇かけている時間はありません。

  • ステークホルダー向けの価値創造ストーリー策定

    内部および外部のステークホルダーの共感を呼ぶ価値創造のストーリーを策定します。人的資本投資が企業価値にどう影響するか、会社なりのストーリーを描いてください。

  • 人的資本経営の改善

    人的資本の情報開示を通じて得られたフィードバックや評価を活用し、人的資本経営の改善やPDCAサイクルを回転させます。

人的資本の情報開示は、単なる義務や形式ではなく、企業の人材や組織を見直し、改革し、成長させるための有効な手段です。人的資本の情報開示に前向きに取り組み、自社の魅力や強みをアピールするとともに、社会的信頼や責任を高めることができます。人的資本の情報開示は、日本企業の未来を切り拓く大きなチャンスではないでしょうか。

人的資本の情報開示を支援するサービスを開始

今回は人事領域のトレンド人的資本の情報開示を取り上げました。試行錯誤が続く難しいテーマである一方で真剣に取り組む価値のあるテーマです。人事機能をコストセンターからプロフィットセンターに位置付けるイノベイティブな活動にしていきましょう。
当社では人的資本の情報開示を支援するサービスを開始しました。コンサルティング、指標の可視化、カスタマーサクセスで構成しており、パナリット社(人事BIのPanalytのベンダー)と協業体制でご支援いたします。人的資本についての情報共有をさせていただき、個社ごとのお話を伺います。お気軽にご相談ください。

人的資本の情報開示支援サービス(レジェンダ・コーポレーション×パナリット)

最後までお読みいただけましたこと、心より御礼申し上げます。

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